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中田真央 展(版画)
あたまについているもの 
2009年7月20日(月)~8月1日(土)
11:00-19:00(最終日17:00まで)
※20日祭日開廊、26日閉廊
マンドレイク
今回の展示のテーマは「あたまについているもの」
去年の個展あたりから、人物のあたまに現れ始めた生き物たち。
寄生していると見せかけて、実はあたまの上のものたちこそが主人公を動かしているのかもしれない。

最初に描いたのはあたまにキノコが生えた女の子で「マンドレイク」というヨーロッパの伝説がきっかけだった。


マンドレイク
〈マンドレイク〉 2008年 木版 360×455mm

「マンドレイク」について
マンドラゴラ属の植物で、古くから薬草として用いられ、魔術や錬金術の原料として登場する。
根茎が幾枝にも分かれ、個体によっては人型に似た形をしており、幻覚、幻聴を伴い時には死に至る神経毒が根に含まれる。
人のように動き引き抜くと悲鳴を上げて、まともに聞いた人間は発狂し死んでしまうと言う伝説がある。
あたまの重くなった赤ずきんちゃん
〈あたまのおもくなった赤ずきんちゃん〉 2009年 木版 550×360mm

「あたまの重くなった赤ずきんちゃん」について
キノコやワサビなどの植物シリーズから生き物にシフトしたのは、この作品がきっかけ。
赤ずきんちゃんは狼に騙されて食べられてしまうが、その後おなかの中から無傷で生還する。
物語の悪である狼のおなかを突き破って最後に笑う少女は、世界の中で無敵な存在で絶対。

眠れない
〈眠れない〉 2009年 木版 455×360mm

「眠れない」について 
個人的にはすごく寝つきが良くて、眠れないことがほとんどないが、まれに、考え事を始めると、
どんどん深みにはまっていって明け方になってしまうことがある。
そんな時の夜の一部を描きたかった。

自分にとって版画は、表現の手段。これ以上に自分に合った表現方法が見つかったら、版画をあっさりやめてしまうかもしれない。
でも今のところ、これ以上に自分に合ったものを見つけていないし、むしろ前よりも版画の深みにハマってきている気がする。
この時代になんでこんなことをしてるんだろうと、1週間に1度くらいのペースで考えるが、
わざわざ木を彫ってる自分を客観的に見て自虐的に笑うことも最近では嫌でない。
なんで版画にこだわるかというのは、思い通りにいかないから。
線も色も、絶対どこかで裏切られる。そこがたまらなくいいと思う。
反転する絵を想像しながら木を彫る作業、乾いた時を予想して乗せる絵の具、和紙を版から剥がす瞬間。そのどれもがスリリングでいい。
自分の想像外のことが起きて、思いもよらない絵が出来ると、その感動をまた味わいたくて新しい作品を彫ってしまう。
ただそれの繰り返し。

中田真央 略歴
1981年

静岡県生まれ

2004年 名古屋芸術大学美術学部絵画専攻卒業
2006年 多摩美術大学大学院美術研究科修了

[展覧会・受賞歴]

2004年  グループ展「K-109展」買い上げ賞(愛知 矢田市民ギャラリー)  
2005年 鹿沼市立川上澄夫美術館木版画大賞
飛騨高山現代木版画ビエンナーレ
山本鼎版画大賞展
2006年 浜松市美術館版画大賞展
二人展「石川丘子・中田真央 二人展」(銀座 ガレリア・グラフィカbis)
企画展示 「版画5美大展 by 10Artists Vol.1」(銀座 ギャラリー後藤)
静岡県芸術祭 後援者賞
2007年 企画展示 「Contemporary Artist 4」(Zainul Galleryバングラディッシュ)  
グループ展 「7seasons~木版画7人展」(銀座 ギャラリー青羅)
静岡県版画大賞展 県知事賞
第8回インターナショナル・イラストレーション・コンペティション 佳作
個展「MAO NAKADA EXHIBITION」(自由が丘 SPOON+BREAD)
あおもり国際版画トリエンナーレ2007
2008年 高知国際版画トリエンナーレ展
個展「中田真央展」(銀座 ガレリア・グラフィカbis)